株式会社新流では、「日本の農業を守りたい」との想いから、水田オーナーとして三重県伊賀市のツーライフ農園様に生産委託をお願いしています。
田植えや収穫の時期にはスタッフとその家族で農業体験を行い、子供たちの「食育」にも役立てています。
令和4年9月
ツーライフ農園:北出茂樹さん
9/10稲刈りイベントにご参加大変ありがとうございます。私のつたない説明に真剣に耳を 傾けていただき、皆様が楽しくまじめに稲刈り、はさ掛けをしている姿に感動いたしまし た。お陰様で今年も皆様に新米を届ける準備ができました。台風の影響もあり10/2頃まで は稲刈りが続き、そろそろ来年の田植え準備を始める時期になります。 稲刈りの後に1回目の田起こし、田植え計画、高騰している資材の発注、土壌改良材の散布、 2回目の田起こし、あぜ草刈り等など、年末に向けてまだまだ続きます。茎刈取適期は出穂後の積算温度だけでなく穂の色など状態をみて判断します。適期は非常に短く、その期間に雨が降るとコンバインが田んぼに入れず適期を逃すこともあります。そのため翌日が雨予報だと日没後もライトを照らして作業する農家さんもいます。
昔の手刈りとは違い現代はコンバインで刈り取り~脱穀迄行います。コンバインの容量がいっぱいになったら横づけした軽トラックに「籾」を一気に流し込み、すぐに乾燥機へ投入します。ここまでが一連の作業なので刈取後に放置は基本しないです。
収穫直後のお米は水分量が多いので乾燥機に入れ調整します。この工程で品質は良くも悪くもなり、稲刈りよりも気を使う作業です。急激に乾燥させると粒が割れてしまったりするのですが、現在の乾燥機は改良もされているためある程度機械任せで良い状態に仕上がります。
乾燥後にもみすり機に入れ、もみ殻を取り除き製品となる「玄米」に仕上げます。不良米や小石は色選機で除き、30㎏袋に詰め込みしてから検査を受けます。また、もみ殻も堆肥作りにとても大切な物として重要な副産物ですので捨てることはしません。
2022年9月10日(土)に、ニールファームのある滋賀県伊賀市に稲刈りの体験に行ってきました。
当日は曇ったり陽が出たりと、なかなかの暑さの中、家族や子供たちと一緒に汗だくになりながら、
鎌で刈って稲架(はさ)掛けをする、昔ながらの稲刈り体験をさせていただきました。
この田んぼでは、極力農薬を使わないようにしているので、トンボやバッタ、カエルなどいろいろな生き物たちが共存してましよ。
10月にはニールファームの新米がスタッフみんなのところに届くんですよ。
今から楽しみです♪
北出さんとご家族、そして、あっぷふぁ~むの加藤さん、ありがとうございました。